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どこのファミレスに行こう。


僕の様な能天気な人間でも6年も経営をすれば、傷ついたり(笑)用心深くなったりして、制度設計や契約ごとなどは性悪説で考えるようにしている。と言うよりも、最高のケースと最悪のケースをどちらも想定する。最悪のケースが起きた場合の対処法をシミュレートしていないと、本当に問題が起きた時に、後手後手になってしまうからだ。

今回当社としては、初めて海外の(ヨーロッパの)企業と契約書を交わして、ビジネスを行うことになる。(本当は言いたくてしょうがないのだが、今回PRの会社と契約していくつかのPR戦術が進行している兼ね合いでまだ何も言えないのである)リスクを想定すれば考えうることは多くあるし、そもそも初体験のことであるので、「想定」すら出来ていないのかもしれない。

この「リスク」を「自然に」考えるようになったのはこの数年の変化の中でも最も大きな変化の1つかもしれない。

最終的には腹をくくって、信じる

事業投資に限らず、人材についてもそうだが、どんなにリスクを計算しても、最終的には腹をくくって、信じるのみである。そのギャンブル性には思わず笑わずにはいれないのだが、しょうがないのだ。そういうものである。バリ島の”兄貴”も言っていた、最終的には「取り敢えず信じる類」になることである。

ヨーロッパの会社と仕事をしてみて気づいたこと

今回ヨーロッパの会社と一緒に仕事をしてみて、色々気付いたことがある

  • 契約書はどの国も基本は大体一緒なんだなということ(メディアへの露出など代理店政策について細かく書いてあったことには驚いたが)
  • 判断が早い
  • とにかく何でも早い

である。特に3番はそうで、朝令暮改とまでは行かないが、今日システムについて出した要望が次の日には修正されている様なそんなスピード感である。

  • day01:日本語へのローカライズについての要望を出し、翻訳原稿を渡す
  • day02:別の打合せなど
  • day03:日本語ローカライズが既に済んでいて本番環境にアップされている
  • day03:気になる点をチェックして再度翻訳原稿を渡す
  • day04:次の日起きたら修正原稿が反映されている

と言った具合だ。一番驚くのが、day01〜day03のスピードだ。そもそも要望を出してから取り掛かるまでに1日と掛かっていない。余裕があるということだと思うが、日本の開発会社だとそうはいかない。

「ベンチャー企業なら早いのが当然でしょ?」と言われている様な気がして、そのスピード感で仕事を進めることが出来るのはとても楽しい。

突然変わる話題。仮説思考について

10年ほど前に、内田和成さんの「仮説思考」を読んでそれから「論点思考」も読んで、非常に良い本だと他人にも薦めたりしていたが、最近よくこの考え方を使うようになった。思い返してみると、仮説思考とは、忙しくてしょうがないボストン・コンサルティング・グループで使われいた様な手法で、時間が無さすぎるが故に必要なスキルなのである。必要性を最近になって強く感じるということは、今まで暇だったんだなと(笑)改めて思うに至る。

断っておくが、僕は長く働くことが好きではないし、スタッフにもやらせたくない。たまたま今の時期に必要性があってやっているだけなのだ。ただし恩恵もある。元来怠け者で愚か者の僕は、僕にとっての忙しさの限界閾値を超えた辺りで、もう嫌だと、改善のアイディアが出てくる。どうやってもっとサボれるかに情熱が注げるのだ。

今回嬉しかったのは、僕が「嫌だ嫌だ」と駄々をこねていると、見るに見かねたプログラマー李侑皇が「何が嫌なんですか?」と話を聞いてくれ、「じゃあ、こうしましょう」と解決策まで出してくれたので、それを採用することにした。

次何かあったらこれみよがしに、聞こえるか聞こえないかぐらいのヴォリュームで「嫌だ嫌だ」と言ってみることにしよう。

 自由で明るい風土を続ける為にすべきことはある

おこがましくも、今の風土が結構気に入っている。弊社のスタッフは海外に済んでいた人間が多いこともあってか、カルチャーがちょっと西欧よりなのだ。社長と部下だというより、お互い一個人として、ギブアンドテイクのバランスを考えられる、大人同士の関係の方が僕自身も楽なのだ。

優秀な人が欲しいのは当たり前であるが、マンパワーに依存し過ぎると、個人に負荷が掛かりすぎるし、それは拡大出来るモデルではない。風土にあったモデルは絶対に必要だし、そのモデルを考える努力は経営者である僕はやるべきだし、一緒に考えてくれる人がいたら嬉しいなと思う。

どこのファミレスに行こう。

さて、ようやく本題であろうか。唐突であるが、一人の時間は嫌いではない。時として「一人の時間が好き」と言ったりすることもある。そこに一定の真実はあるのだが、ややこしい性質も僕は持ち合わせており、寂しがりやだったりもするのだ。「孤独が好きな寂しがりや」と言うとおかしなやつだと思われるかもしれないが、こういう人は結構いる気がする。都会のカフェで一人で本を読んでいるのは好きだが、水道も電気もないような山奥で一人でキャンプを張って本を読むなど考えただけでも自分の好みでないのがわかる。

今日はもう2時間くらい何とか仕事をしたいのだが、そろそろ環境を変えたい。こんな時間に行けるのはファミレスくらいになるが、オフィスの下のデニーズは何となく嫌なのである。かと言ってヤンキーがたむろしている様なところも今日は嫌で、学生が試験勉強でもしていそうなファミレスに行きたい。

そうだ桜山のすかいらーくに行こう。