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BSとキャッシュを重視


会社が倒産してしまうのは、赤字だからではなく、キャッシュアウトしてしまうからです。

キャッシュフローが回っている限り会社はサバイブします。

ガムシャラに経営している時はPLのスコアが良いことが多いですが、手元にキャッシュがなかったり、成長しているはずなのに経営の安全性が下がっていることがあります。

また、PLは1年で改善できますが、BSは創業時からの積み重ねです。長期判断をするには、P/Lだけでは不十分です。こうならない為にもBSを見る習慣が必要です。

PLが黒字だと気持ちがいいのですが、これだけ見ていても経営にはならないので、APOLL11では、PLよりもBSとキャッシュフローを重視します。

ルール1:プロフィットファーストで考える

  • 売上-費用=利益(×)
  • 売上-利益=費用(○)

というプロフィットファーストという考え方を採用しています。

借り入れの返済も費用として捉え、売上から利益を引いた額の中でやり繰りをします。

場合によっては、1年満期の定期積金を実行します。利益を先にロックしておいて、使えるお金の中でやり繰りすることが重要だからです。

ルール2:営業キャッシュフローで現預金が増えることを重視する

PLの売上というインプットから、BSの現預金へアウトプットすることが最も重要だと考えます。

BSの右側は調達方法を表していますが、下側の営業キャッシュフローで調達する方法が最も健全だと考えます。

ルール3:財務キャッシュフローは、利益補填に使わず低金利で適切に

借り入れを赤字補てんに使い出すと、地獄が始まりますのでそういった使途は選択しません。

  • 金利を保険的に考えて、寝かせておく
  • 1万円投資すれば2万円儲かる方法論に対して資金として使って増やす

いずれかの用途に限ります。ただし、不足の事態に陥った時は、補填に使うこともありますが、継続的な状況である場合は、同時にコストを削る対策も行います。

ルール4:投資キャッシュフローは営業キャッシュフローで作った余剰資金の範囲で

10年後の判断はわかりませんが、少なくとも2020年現在の考え方として、投資は、余剰な営業キャッシュフローの範囲でのみ行います。

ルール5:急成長し出した時は流動比率を確認する

  • 流動比率
  • 毎月の固定費と、預金額のバランス

などを確認します。どちらも急拡大期に気をつけるべき指標です。

長期借入金のうち、1年以内に返済予定のものは、必ず流動負債に計上する。

ルール6:BS簿外の資産は積み上げる

ギャンブルと投資の違いは、使ったお金が資産化するかどうかです。

APOLLO11では使ったお金が適切な流動比率の範囲で

  • BS内
  • 簿外で

資産化することを目指します。

特にBS簿外の資産が増えれば増えるほど、税引き後の利益額も増えていくと考えます。

当社はIT/広告事業が主体なので、流動資産以外のBS項目はほとんどありません。

  • 今後販売出来る商品
  • MAの対象になるようなサイト/メディア
  • お金を生み出すノウハウ

を積み上げることを重視します。

経営者や経営幹部について、時間の使いみちは「使った自身の時間が資産化するか?」ということを一つのポイントにしてもらいます。

ルール7:ピンチの時に追う指標

銀行返済以外で、単月の営業キャッシュフロー黒字

黒字であれば倒産しないということは全くないのですが、少なくともまず出血を止めるという意味で、単月黒字は大きな意味を持ちます。

銀行返済以外で、構造的な単月の営業キャッシュフロー黒字

その月たまたま良かっただけではダメで、構造的に黒字状態であることが重要です。APOLLO11は営業マンがほとんどいない会社ですから、社長や幹部がショットの売上を追うようになると、短期の判断ばかりになり、ヤバい会社になってしまいます。ストック売上で構造的な黒字を実現することが重要です。

まだまだ前途洋々とはいきませんが、最悪の状態はこれで回避出来たと言えます。

構造的な単月キャッシュフロー黒字

返済も含めて、単月のキャッシュフローを構造的な黒字にします。

これが出来ると、健全な財務状態で新たなチャレンジもやりやすくなります。

ルール8:1社依存しない

粗利の10%以上が1つの取引先に依存している状態はリスクと捉えます。

ルール9:大枠のBS目標

  • ピンチの時:流動比率150%以上
  • 平時:自己資本比率の向上
  • 成長期:流動比率と自己資本比率をバランス良く

ピンチの時はなりふり構っていられないので、自己資本比率どころではありませんが、平時には自己資本比率向上を目指します(一般的に70%を超えていると優良と言われることもありますが、社長の考え方・性格や企業のフェーズによって変わってはきます)