Facebook広告・リスティング広告を行うメリットと競合の見つけ方

自社の商品やサービスをより広く知ってもらうため、広告の利用は欠かせません。業種によってはライバルが多いこともあるでしょう。そのライバルがどのような広告を出して集客しているのかは、気になるところではないでしょうか。

この記事では、Facebook広告とGoogleやYahoo!などに掲載される競合会社のリスティング広告を分析する方法を紹介します。これからはじめる方や競合会社の広告を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

競合会社の広告を分析するメリット

うまくいっている競合会社はニーズがあるお客様をじょうずに集めて、できるだけ高い割合で購入してもらおうとさまざまな施策をおこなっています。競合と言うからには、集まったお客様は少なからず自社の商品やサービスにも興味を示すはずです。競合会社と同じプラットフォームに自社の広告を出すことは、1から集客するよりも高い確率で商品やサービスを購入してもらえるでしょう。

競合会社の広告を探す方法とツール

競合と同じキーワードでサイトの検索上位を狙っても、SEOだけではコントロールが難しいです。そこで利用したいのが広告ですが、インターネット上の広告には多くの種類があり、すべての広告を利用するには費用も多くかかります。

ターゲットが絞りやすく設定も比較的容易な「Facebook広告」と「リスティング広告」を紹介します。

Facebook広告

Facebook(フェイスブック)は、世界で25億人以上が使用する巨大SNSのひとつです。個人の情報発信はもちろん、現在は企業や著名人のビジネスの発信ツールとしても使用されています。

SNSのよいところは、自分が興味のある情報だけを受け取れるところです。好きな企業やブランドをフォローすることでいつでも最新情報を手に入れることができます。

Facebookには性別や居住地も登録することができるため、より自分に合った情報を機械的に表示させることが可能です。裏を返せば、居住地や興味のある情報を元に自社の商品をアピールすることができます。ターゲットを絞った広告は、自社の商品やサービスを購入しやすくするのです。

またFacebook広告というとFacebookにしか広告が出ないと思いがちですが、以下のプラットフォームにも表示されます。

  • Messenger(メッセンジャー)
  • Instagram(インスタグラム)
  • Audience Network(オーディエンスネットワーク)

Audience Networkは、Facebookが審査し合格したアプリやサイトに広告を配信可能です。配信先はグノシーやBuzzFeed、食べログなどがあります。自社のブランドやサービスに合わない配信先はブロックすることが可能です。

※Audience Networkの配信は2020年4月以降、モバイルアプリのみとなっています。

競合が出しているFacebook広告を見つける

Facebookのフィードを追っても良いのですが、自身が競合の対象となっていない場合見つからないこともあるでしょう。競合がFacebook広告を出しているか調べるときは、Facebook広告ライブラリを使用するとカンタンです。

Facebookのアカウントを持っていれば、誰でも無料で使用できます。「広告カテゴリ」を選んで、キーワードまたは競合会社名を入れることで現在掲載されている広告を確認することができます。

複数ある場合は、上記のように表示されます。掲載開始日や掲載SNSなどもここから知ることができます。また、広告の詳細を確認すると広告のリンク先や広告主のFacebookページ「いいね!」数などが表示可能です。

競合会社が作成した広告のキャッチコピーや説明文、画像を参考にして自社に最適なターゲットやプラットフォームを選んで広告を打ってみましょう。

Facebook広告のメリット

FacebookをはじめとしたSNSは、個人の趣味や住んでいる地域、発信される内容をビッグデータとして保存していることの方が多いです。広告も個人の興味に合わせて的確に配信することができます。

たとえば旅行の写真や感想などが書かれた記事に「いいね!」をしていたり、実際に読んだりしていれば、旅行会社の広告をその人に配信することができます。周辺の観光施設やお取り寄せグルメなど、さまざまな内容が考えられます。要するに、潜在的に興味のありそうなユーザーに情報を発信することが可能なのです。

SEOでは自分でターゲットが探すであろうキーワードを考えて対策し、ユーザーが見つけてくれるのを待たなければいけません。そういった意味では、短期間で潜在ニーズを掘り起こせる広告です。

リスティング広告

リスティング広告はGoogleやYahoo!といった検索エンジンやサイトで、検索したキーワードや利用者に合わせて表示される広告です。

たとえばGoogleなどで「SEO」と検索したときに、上部や下部「広告」として掲載されます。

「広告」と表示されていないサイトは、SEOなどの対策によって順番に出ているサイトで所有者が順位を操作することはできません。ページの目立つところに出てくる広告は、キーワードの人気によって広告費が変わってきます。

競合が出しているリスティング広告を見つける方法

リスティング広告も検索エンジンなどで、自社に合ったキーワードを入れて調べた際に出てくる広告を追いかければ競合を確認することが可能です。検索エンジンでは、競合が設定しているキャッチコピーや説明文、リンク先もひと目で確認できます。

そのほか競合を調べるには、Google広告の管理画面で提供されている「オークション分析レポート」を利用してみてはいかがでしょうか。Google広告を出していることが前提ですが、無料で利用できるツールです。

自社が広告を打ったキーワード(キャンペーン)に対して、どの競合が出しているのかドメインレベルで知ることができます。広告の内容は検索ページから確認したほうがわかりやすいですが、このツールでは競合会社を一覧でチェック可能です。このデータを利用して、競合会社を随時チェックするのも良いのではないでしょうか。

リスティング広告のメリット

広告を出した結果が、有効か無効を早く判断することができます。特に競合の多いキーワードを設定した場合は、キーワードを少し変えるといった微調整もすぐにおこなえます。

また広告予算を立てやすいのもリスティング広告のよいところです。テスト的に数万円ではじめて効果があれば増額、いまいち集客につながらないのであれば減額が可能。もしくは他キーワードに切り替えるといった判断も素早くできて、引き続き広告を運用できます。

まとめ

Facebook広告とリスティング広告について紹介しました。インターネット上にはほかにも多くの広告ツールがありますが、予算を抑えたい、ターゲットを絞って確実にお客様を獲得したいといった場合、まずはこのふたつから始めてみてはいかがでしょうか。

カンタンに広告を出すことは可能ですが、成功と失敗についてはしっかりと検証する必要があります。検証し記録に残すことで、次回同様のことが起きても対処しやすくなります。そういった意味では、競合の広告を参考にしてノウハウをためていくのもひとつの方法です。成功している会社を参考にしながら、ぜひ自社にもハマる広告を見つけてみてください。

また今回紹介したのは、無料ツールを使用した競合の広告を探す方法です。有料ツールを使用するとひとつのツールで主要キーワードに対して、競合会社がどのような広告を出しているか確認するのが容易になります。詳しくは下記の記事を参考にしてください。

ツールを使ったデータに基づく競合の分析方法 -ahrefs(エイチレフス)編-

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