DX化は難しく考える必要なし!仕事に取り入れた事例を紹介

仕事におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推奨されてから少し経っていますが、御社では進められているでしょうか?経産省よりガイドラインを発表されていますが、なかなか取り入れられないという声も聞きます。「DX」の意味さえわかれば、本当はそこまで難しく考えなくても良いはずです。「DX」とはどういったものか、どのように仕事に取り入れると良いのかをご紹介します。

DX化とデジタル化は違う

そもそもDXとは簡単に言うと、データやデジタル技術を活用して業務を効率化させることです。ただし、今まで請求書や発注書を手書きしていたものをExcelにしたというだけでは、DX化とは言い難いです。これはあくまでPCで作業を行いはじめたデジタル化に過ぎません。

DX化とはデジタル化によって集められたデータを有効に使って、業務に活かします。たとえば、手書きの請求書をExcelによってデータ化し、1年ごとで統計をとったところ季節により波が発見することができ、人員体制を増減したり閑散期には別の仕事を受注したりして、企業の成長に寄与することが可能です。

分析のところでつまずく方がいるかもしれませんが、デジタル化したデータは扱いやすくグラフ化したり過去5年間の実績を比較したりすることは容易です。そういった点でもデジタル化と勘違いしてしまうのは、当然のことかもしれません。

DX化をおこなう際に抑えておきたいポイント

DX化は下記のように大きく3つにわけることができます。

  • デジタル技術により視覚化したデータを基に、新しい価値を発見し顧客などに提供する。
  • ビジネスや業務をデジタル化したうえで、企業内の業務プロセスや組織体制の変革を行う。
  • 同業他社との差別化をはかる。

要するに、新しい事業の創出・業務効率化・差別化にポイントを絞るとデジタル化したときの目標が設定できるでしょう。どんな仕事でもゴールが見えていないとうまくいかないのではないでしょうか?

DX化も同様にゴールを設定しなければ、うまくいきません。技術を取り入れて何をしたいのか、まずはここを考えて進めていくと成功しやすいと言えます。

仕事のDX化事例

ここからは企業に導入された技術の一例を紹介します。

AIによる画像認識を利用した検品作業

これまでは人の目や経験値による検品が多かった部品製造業者。精密機器に組み込まれるような小さい部品は、1つの不良で商品全体の質にかかわります。人の目にも限界があるうえ、人手不足に悩まされる中、画像認識技術による検品作業をシステム化。

検品の品質向上やスピードのムラが減少し、出荷量も一定にすることが可能になりました。また画像認識はAIによる学習機能を付け、イレギュラーな仕様やこれまでになかった不良にも対応することができます。

Q&Aやヘルプページをデータベースで一元管理

BtoCの事業では、お客様のお問い合わせで手を取られることが多くあります。ときには1時間以上も対応しなければならないときも。小さな企業では人手が足りず、他の業務を抱えていることも多いです。

そこで、メモを残すような形でこれまでのお問い合わせ内容や商品の導入方法をデータベース化し、クラウドにて共有。お客様自身で、解決方法を調べられるようにしたところ、お問い合わせの対応時間が減少し、何度も同じ質問に答えることも少なくなりました。

さらに、お客様の自然語検索をAIで学習させて近い単語を集めることで、ヘルプページを使用するお客様の負担も削減することが可能になり、その技術を他社にも販売するといった新規事業を立ち上げることができました。

サイトのどこが良く見られているかを可視化して分析

カーソルやスマホの指の動きにより、サイトのどの部分をよく見られているのかをヒートマップで可視化するツールを導入。これまでの経験値でなんとなくサイト構成やテキスト部分を修正していたものを、データに基づいた修正が可能になりました。

またその応用として、問い合わせフォームのどの項目でユーザーが止まって結局送信されないのかということもわかるようになり、ユーザビリティの高い問い合わせフォームを設置することでお問い合わせの送信率が向上しました。

まとめ

DX化の事例は他にも多くあります。中にはシステムやデジタル技術には疎くて…と言う方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、代理店や実際に技術を提供しているところに相談してみましょう。ひと昔前までは、売りっぱなしのシステムもありましたが、現在はフォローが充実している企業も多いです。また利用しやすいように工夫を重ねている企業もたくさん存在します。難しく考える必要はなく、今の業務の問題点を解決することで得られる利益の方がより大きいでしょう。ぜひ、御社に合ったDX化を目指してみてください。

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