無料で出来る!Mouseflowを使ったEFOのやり方【設定から改善まで】

私達が日本国内でリセラーをしているMouseflowを活用すると、無料でEFO(フォームの最適化)を行うことができます。

EFOとは?

EFOを行うと、少ない労力でCV率を改善することが出来き、ホームページの利益額を向上させることに繋がります。

この記事ではMouseflowを使った具体的なEFOの方法について触れてゆきます。

  • 設定方法
  • 基本的な見方
  • 具体的な改善方法を事例を交えて

ご紹介します。「初めてEFOをやる」「EFOのノウハウが知りたい」という方は是非この記事を読んでください。

Mouseflowを使ったEFOのやり方【設定・見方】

設定方法

上記動画の手順に沿って設定ください。

  • 1.Mouseflowにログイン
  • 2.左メニュー「フォーム」を選択
  • 3.「フォームを追加」を選択
  • 4.フォーム名を記載(任意のもので構いません)
  • 5.分析対象のURLを選択
  • 6.不要なフォーム要素を削除
  • 7.「フォームを作成」を選択

以上で設定は完了です。

Mouseflowのフォーム分析機能:基本の見方

  • (1)訪問数:そのページを訪れたユーザーの数
  • (2)送信数:フォームが送信された数
  • (3)コンバージョンレート:送信数 / 訪問数
  • (4)離脱数:そのフォーム項目で、ユーザーが離脱した数
  • (5)入力時間:そのフォームを入力するのにかかった平均時間
  • (6)再生ボタン:離脱したユーザーのレコーディング一覧ページへのリンク

そのページを訪れて入力を開始したユーザーが、送信に至るまでに「どの項目で離脱したのか?」「どの項目で入力に時間がかかったのか?」を分析することができます。基本的な見方は、赤い箇所をまず重点的に見ることです。

赤い箇所は、相対的に離脱が多い箇所、入力時間が長い箇所を示しており、その入力項目は何らかの問題をはらんでいる可能性がある為です。

また(6)再生ボタンをクリックして、入力したのにコンバージョンに至らなかったユーザーの動きも分析対象にすると良いでしょう。申し込む気持ちはあったのに途中で気が変わってしまったのは何かきっかけや原因があったと考えられます。おすすめなのは、コンバージョンしたユーザーの動きと比較して見ることです。例えば「コンバージョンしたユーザーは◯◯のページを経由してお問い合わせページに来ている」などがわかれば、サイトの導線改善でCV率向上も見込めるからです。

EFOのノウハウ & 具体例

フォーム改善する場合は、以下3つのパターンがあります。

  • 要素を削除する
  • 要素の順番を変える
  • 要素の入力形式変える

※要素を追加するというケースも稀にありますが、基本的に要素数は少ない方がコンバージョン率は高い傾向にあります。

事例1:要素の入力形式を変更してCV率3.21%UP

家電買取サイトのフォーム改善事例です。以下が改善内容となります。

型番の入力形式をテキスト入力から写メを送信する形式に変更したところ

  • コンバージョン率
  • 入力時間

について大幅に改善させることが出来ました。コンバージョン率は3.21%向上し、入力時間にして220秒程度短縮することに成功しています。粗利で数千万円の改善効果があった事例です。

事例2:要素の削除と順番変更でCV率UP

写真スタジオの事例です。下図左のフォームから右のフォームに変更をしたものです。改善ポイントは要素の削除と順番の変更になります。

撮影希望日を選択するフォームについて、ユーザーの離脱が多く、入力時間についても多くの時間を要していました。しかし、撮影希望日は必須項目で削除は出来なかったので、まずフォームの順番を入れ替えました。

必須項目の中で最も最後に入力をする様に順番を変更したのです。最後にした理由は、フォームは途中まで入力すると最後まで入力しようという心理が働くからです。先に名前や電話番号などの個人情報を入力した後であれば「ここまで入力したんだから、面倒だけど撮影希望日も入力しよう」となるわけです。

個人情報について多くの企業が「デリケートな情報だから後で入力させよう」と順番を後半にすることがありますが、それは逆効果です。名前や電話番号などの迷いようがない情報をまず入力させることで最終的なコンバージョン率は平均して高くなります。

さらにこの改善では撮影希望日の必須回答数を3から1に減らしました。完全に削除は出来ないが、離脱が多い項目だから、なるだけ排除したく、うまく日程調整出来ない場合は現場でコミュニケーションを取るという選択をしました。

離脱が多い項目を削ることは非常に重要なEFOの手段となります。結果全体のCV率は0.8%向上し、単月で+80件程度の撮影予約がWebから入るようになりました。

ワンポイント:フォームが長すぎると起きる事

一番上の要素が赤くなっている場合「フォームが長すぎる」ことを疑った方が良いです(3:12〜ご参照)。人はフォーム入力を開始する際、無意識に「どのくらい長いフォームか」をスクロールして確認しています

面倒くさそうなフォームかどうかを確認して、長そうであったり、必須項目と任意項目がゴチャゴチャしていて手間に見えてしまった場合ユーザーは早い段階で離脱する傾向にあります。

不要な項目は削除する。必須項目と任意項目はグルーピングして、必須項目を上部に配置するなどして、簡単に入力できる面倒臭くなさそうなフォームに見せることが重要です。

まとめ

フォーム改善ノウハウをまとめます。

  • フォームはなるだけ短く
  • 任意項目や離脱が多い項目はなるだけ削除
  • 入力しやすい個人情報から入力させる
  • 入力しずらい必須項目は順番を下げる
  • 必須項目と任意項目はグルーピングして、必須を上部に配置(面倒臭くなさそうに見せる
  • 入力形式の変更でユーザーのストレスが減らせないか検討

Mouseflowでフォーム分析をして、上記のポイントに沿って改善することで多くのケースでフォームのコンバージョン率を向上させることができます。

Mouseflowは無料プランから利用が可能です。初めてのEFOがしたい!という方はこの記事を参考にしながら是非トライしてみてください。

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