ネットでうまくいっている競合の見つけ方
WEB戦略で勘違いしがちなのは「自社の商品をいかにターゲットにみてもらうか」を重視することです。大事なことに間違いはないのですが、それだけではWEBでうまくいくのはむずかしいと言えるでしょう。
自分たちの商品にかかわるキーワードに絞っても、インターネットの世界には数えきれないほどWEBサイトがあります。膨大な数の中から自社の
商品を見つけてもらい、問い合わせや購入に早くつながるようにするにはどのようにするのがよいのでしょうか。
この記事では、WEBで成功するために必要なリサーチや方法について紹介しています。これからWEB上で自社の商品情報を発信したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
WEBで成功するための第一歩！競合の分析
インターネット上で好きな情報をいくらでも探すことができる昨今では、購入したい商品の価格や特徴などいろいろ比較して決める方が多くなっています。そのため自社の商品を買ってもらおうと、多くの情報や他社商品と比較した内容を掲載しているのではないでしょうか。
しかし、やみくもに情報を載せるだけでは「売れない」「見てももらえない」ということも多くあるようです。訂正もしやすくすぐに掲載できるWEBは便利ですが、ターゲットにとって的を得ない情報ではすぐに他のサイトへ行ってしまいます。
ターゲットを意識した情報発信はもちろん大事なのですが、それが求められている情報かは別です。WEBで情報発信をしていくには同じようなサービスや商品を扱っている競合サイトをリサーチすることが大切です。
競合サイトの「マネ」と「リサーチ」の違い
WEBで成功するには競合サイトのリサーチが大切と言いましたが、これは「マネ」とは違います。自社の商品にそっくりそのまま競合サイトの「作り方」だけを当てはめても、ほとんどの場合が失敗するでしょう。なぜなら競合の商品は、自社の商品ではないからです。たとえまったく同じ商品を販売していたとしても、お客さんはそのお店で買うことに意味を持っています。
他社と比べて自社で購入するメリットや商品の良さをリサーチによって改めて知ることができるのです。また、リサーチは自社商品の良さや競合に比べて勝っているところを見つけるだけでなく、以下のようなメリットもあります。
- 競合の戦略を知ることができる
- ターゲットのヒントになる
もう少し詳しく見てましょう。
競合の戦略や対策を知ることができる
競合サイトを分析すると多くのことがわかります。サービスに対してどのようなキーワードを重視しているか、WEBの対策方法なども知ることができます。あくまでどういう対策をしているのかは予測の範囲ですが、自社にも取り入れることができる内容も多いのではないでしょうか。
ターゲットのヒントになる
競合のアクセス状況や流入してきたキーワードによって、ターゲットとするユーザーを知ることができます。それは自分たちが思っていたユーザー像ではないかもしれません。競合サイトをリサーチすることで、必要とするユーザーを客観的に知って戦略を考えられるでしょう。
競合サイトの効率的な見つけ方
メリットがある競合リサーチですが、どのように競合を見つけるのがよいでしょうか。似たような商品やサービスを扱っていれば「あの会社が有名」「あそこの会社のようになりたい」といったことがあるでしょう。もちろん知っている競合各社のサイトを調べるのが手っ取り早いです。しかしWEBで成功しているとは限りません。
WEBの競合としてリサーチをおこなうのであれば、自社が重点をおくキーワードに対してどの会社がどういう対策をしているのかを知ることが大事です。重視するキーワードを使用して、検索で上位にくる競合サイトをリサーチしましょう。
たとえば「WEBマーケティング」で検索をするとGoogleでは下記のように表示されます。
上部は広告となっているので、それ以降の競合サイトを確認します。キーワードの設定やサイトの構成などを参考にし、自社に取り入れることができる要素はないかなどを研究します。また、うまくいっているサイトは商品の紹介や情報だけでなく、ユーザーにとってのメリットがわかりやすく解説されているものも多いです。
基本的には検索順位の中から比較するのが良いですが、広告を出しているサイトも参考になります。広告ですから、ターゲットに対してゴール（＝購入）にたどり着いてもらう施策はしっかりとされているはずです。「アクセス数はあるけど、購買にいたらない」という悩みがある場合は、広告を出している競合も研究してみましょう。
まとめ
WEBでうまくいっている競合を研究する大切さや見つけ方を紹介しました。どんなに良い商品でも使ってほしい人に届かなければ、意味がありません。自社の良いところを打ち出すのはもちろん大事ですが、それだけではユーザーは振り向いてくれないのがインターネットの発達した現在です。
多くの人はさまざまな情報を比較して、納得した上で商品を購入しようとします。自社の商品を競合と客観的に比較することで、ユーザーにささる特徴が見えてくる可能性があります。WEB上でもうまくいくよう、ぜひ多くの競合を研究してみてください。
