WEBサイトにおける競合分析のポイント

インターネットが発達する以前は競合調査と言えば、企業情報をまとめた会社に依頼して紙の資料や出している広告を集めて、とにかく時間のかかる作業だったのでしょう。現在は、ホームページや広告から競合が何をポイントに置いて集客しているのかをカンタンに分析できます。

しかし分析自体の的が外れていては、せっかく取ったデータの意味がありません。この記事ではWEBサイトを参考にして競合を分析する際のポイントを紹介します。

マネで競合には勝てない

似た商品を取り扱っていて「あの企業のマネをすれば儲かるはず」と思う方も少なくないようですが、それは違います。同じ規模であってもその企業と同じコストをかけて営業するだけでは勝てません。それ以上の資金があれば勝てるかもしれませんが、得策とは言えないでしょう。

「競合を見つける」のは営業方法や商品のポイントなどマーケットをを探り分析するためです。競合のいるマーケットを細分化していくことで、自社との違いや自社の立ち位置を発見するのがポイントです。

この目的を見誤ってしまうと自社の色が発揮されず、いつまでたってもモノマネから抜け出すことはできません。

競合の見るべきポイント

ここからは具体的に見るべきポイントを整理してみましょう。

競合サイトの選定

自社と下記のような内容で共通する点がある。

  • 商品
  • サービス内容
  • 訴求ポイント
  • ターゲット
  • 提供している価値
  • 利用することで解決できる課題

まず重点的に見たいのは商品やサービス内容です。商品やサービス内容がわかれば、それぞれ訴求ポイントやターゲットも調査してい見ると良いでしょう。

競合サイト調査の内容を整理

選定した競合サイトは、以下の内容で整理します。

  • 商品のセールスポイント、重要点(訴求ポイント)
  • サービスの強み
  • 一言でサービスをどのように表現しているか
  • ひと目見て強調されている内容
  • コンテンツ

もしすでに自社サイトを運営しているなら、自社サイトにも当てはめたうえで比較するとわかりやすいです。また、ただ書き出すだけでは比較しにくいので表にして見やすくします。表にすることで、強調しているポイントや訴求内容が見えてくるはずです。上記以外にも、比較したい内容があれば書き出すのも良いですよ。

自社の立ち位置を確認する

競合サイトの整理ができたら、自社はどの立ち位置で展開するのかを考えます。その際、調べた内容をもとに下図のようにマッピングしていくとわかりやすくなるでしょう。

サービス内容が似ていても、このようにマッピングすることで違いが見えてきます。たとえば、A社と同様に企業向けのサービスを行っているが、自社はオリジナルが可能で柔軟に対応できるといった特徴があります。

マッピングで注意したいのは、似たような軸を選ばないことです。できるだけ相対するものを選んでマッピングしていきましょう。特にターゲットはわかりやすいので、初めに置いてみることをおススメします。そのうえで「商品メリット」「仕様」などで考えると入れやすいではないでしょうか。

まとめ

「競合」を知るということは「マネ」をして知ることではありません。ターゲットや商品の特性、強みを比較し自社との違いを分析します。そのうえで、どの部分で競合の先を行けるかを考えることが大事です。ここで書いたことはあくまで分析の触りで、さらに深堀することで最も秀でた特徴が見えてくるかもしれません。分析をすることの目標を失わず、日々調査してみてください。

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