SEOによる集客の基本、キーワードの選定方法とポイント
WEBを利用した集客には広告のほか、SEOもあります。広告は設定してた予算がなくなるとすぐに表示されなくなります。しかしSEOは自然に検索されるため、毎回費用をかけることなく集客が可能です。
今回は、SEOの基本となるキーワードの選定方法やポイントを解説します。リスティング広告のキーワード選びにも利用できるので、ぜひ参考にしてみてください。
キーワードの選定は市場調査のひとつ
ユーザーの立場になったとき、あなたはインターネットでどのようなことを検索しますか?
- 旅行先の観光スポット
- 新商品の性能や口コミ
- 読んだニュースをより深く理解したい
最近では、スマホでもすぐに検索してわからないことをカンタンに知ることができます。上記のような場面で探す言葉は、ユーザーが「解決したい」「解消したい」悩みや課題です。
キーワードを選定するとき、自分の商品やサービスに関わる言葉だけを選定してしまうことが多いようです。しかし実際は、解決方法を探しているので商品やサービスだけのキーワードではユーザーは見つけることができません。
ユーザーにとって有益な情報は「自分の悩みが解決できること」なので、紹介する商品やサービスを利用したときの効果や効能を中心にキーワードを選定する必要があります。こういった点で、キーワード選定は市場調査のひとつと言っても過言ではないのではないでしょうか。
キーワード選定で覚えておきたいポイント3つ
ユーザーの悩み解決を中心に考えながら行うと効果的なキーワード選定。ここからはキーワードを選定するときのポイントを詳しく解説していきます。
ポイント1:検索数の多いキーワード
集客というからには、もちろん多くの人に見てもらわなければ意味がありません。サイトのテーマや商品、サービスがわかるキーワードがどのくらい検索されているのかを調べます。検索数を調べるには、無料で利用できる「Googleキーワードプランナー」などが使いやすいでしょう。
検索数が0であれば上位表示がすぐできる!と、勘違いしている方がときどきいます。検索数が0ということは需要がないので、どんなに上位表示されても集客は見込めません。競合が少ないとはまた別の話なので、間違えないよう注意してください。
ポイント2:関連のあるキーワード
検索数の多いキーワードが選定できたら、そのキーワードに関連する候補をより多く出していきます。人は解決したい問題を探すときは、より具体的なキーワードを入れて検索するため長くなります。
たとえばサイトに合わせて探した検索数の多いキーワードが「一人旅」としましょう。場所も絞った方がいいので、「沖縄 一人旅」などと複合キーワードをメインキーワードにします。これだけでは、プランや宿などさまざまなものが検索されるため、情報として多くなってしまいます。
そのためさらに範囲を絞って「沖縄 一人旅 おすすめ ホテル」や「沖縄 一人旅 穴場」などと、キーワードを増やして情報をしぼります。
関連性のあるキーワードはできるだけ多く出しておくと、サイト内のブログやコンテンツなどで発信すべき情報がわかりやすくなるのもポイントです。
関連性のあるキーワードも「Googleキーワードプランナー」といったツールでカンタンに出すことができるので、そんなに多くの時間はかかりません。
Googleキーワードプランナーを利用する場合は、「新しいキーワードを見つける」で候補を出してくれます。
ポイント3:競合が少ないキーワード
関連性のあるキーワードを出したら、その中でも競合が少ないキーワードをピックアップしておきます。検索数はあるけど、競合が少ないキーワードで検索上位にくれば、かなりのアクセスが見込めるはずです。
競合が多いと検索順位も上がらず、広告に頼るほかなくなります。そういったキーワードは広告の単価もあがるため、できれば避けたいところです。どんなに良い商品であっても、選ぶのはユーザーなので予算に合わないのであれば別のキーワードを見つけるほうが良いでしょう。
競合が少ないキーワードもGoogleキーワードプランナーで見つけられます。「競合性」の「高」「低」で見分けられるので、便利です。
※Googleキーワードプランナーの詳細数値は、有料広告を配信していることが条件です。配信していない場合は、おおよその数値が表示されます。
まとめ
キーワードの選定方法について、紹介しました。選定ツールとして、Googleキーワードプランナーを使用していますが、ほかにも関連性のあるキーワードを探すツールやSEOに特化した有料ツールも多くあります。インターネット上の市場を知るには、こういったツールを利用するのはかなり有効です。多額の利用料を払うかは、自身のサイトでどれくらいの集客と売上を見込むかで変わってきます。なかにはリーズナブルで使いやすいツールも数多くあるので、無料トライアルなどを利用しながらうまく導入してみてください。
また検索数は時期によって変動します。なんとなく集客数が落ちてきたときは、一度キーワードを見直してみるのも良いかもしれません。ただキーワードにとらわれすぎないよう、ユーザーにとってより良い情報を発信するもの忘れないようにしましょう。