データドリブンマーケティングとは?
データドリブンマーケティングとは、データに基づいて行うマーケティングになります。
成長企業の為の経営ツールです。
※データドリブンマーケティングを以後DDMと略称する場合があります。
データドリブンマーケティング簡単テスト
データドリブンマーケティングが出来ているかどうかは、以下の質問でわかります。
即答出来る方は、既にデータドリブンマーケティングが出来ています。わからない方は、これから書く内容が役に立つ可能性大です。是非お読み頂ければと思います。
経営者はITを難しく考えてはいけない
ITに対して苦手意識を持っている経営者は数多くいます。以下はよくあるケースです。
経営者は苦手意識からITを難しく考えてはいけません。ITと言っても結局は経営ツールなので「いくら投資していくら儲かったか」が重要です。「SEOがどうだ」とか「インスタのフォロワーが何人だ」などではなく、経営者はこの儲かっているかどうかのポイントでのみ判断するべきなのです。
つまり1万円投資して2万円儲かるのであれば、100万円でも1億でも投資すれば良く、逆もしかりです。この原理原則を抑えておけば、ITは本当に難しくありません。では何故難しく感じるのかと言うと、1万円投資した結果をデータで把握出来ていないからです。
データドリブンマーケティング3種の神器
データドリブンマーケティングを今日から始めるには以下の3つがあれば可能です。
- 目標
- 結果測定
- 原因測定
目的のないマーケティング活動はまずありません。しかし具体的な目標数値がなく予算を垂れ流しているマーケティング活動は残念ながら数多くあります。目標がなければデータドリブンマーケティングを行うことはできません。
目標がない活動のほとんどは、結果を測定する準備が出来ていません。データドリブンマーケティングでは目標を定めたら、その目標をどう測定するかをまず検討します。せっかく目標を立てても、後で検証できなければ意味がないからです。
結果測定によって経営者は正しく「判断」することが出来るようになります。追加投資をするのか、撤退するのか明確に決められるのです。ただし結果測定だけでは「何故良かったのか」「何故悪かったのか」がわからない為、改善が出来ません。
そこで原因測定を行います。ヒートマップツールなどの原因測定ツールを予め準備し、結果の理由を知ることでマーケティング活動を「改善」することが出来るようになります。
データドリブンマーケティングは、目標・結果測定・原因測定の3要素によって成り立ちます。
目的はBitを見つけること
データドリブンマーケティングの目的はBitの発見にあります。Bitとは小さなカケラという意味を持ち、ITの世界で最小単位として用いられています。
成功している企業や成長企業は漏れなくBitを持っています。
- 私が以前所属していたエイチームという会社はBitを発見しては伸ばすということを繰り返し、史上最短でマザーズから東証一部へ鞍替え
- 多店舗チェーンは、最初の1店舗で儲かる仕組みを持った上で拡大
- ジャパネットたかたは代替わりしても業績を伸ばし続けている
- あるハウスメーカーは新卒が平均2.7件家を売ることを発見し、以後大量に新卒採用
冒頭でデータドリブンマーケティングを以下の様に解説しました。
データドリブンマーケティングとは、データに基づいて行うマーケティングになります。
成長企業の為の経営ツールです。
データドリブンマーケティングの目的はBitの発見することです。Bitの発見が出来れば企業は一気に成長することができます。
弊社顧客のデータドリブンマーケティング事例
データドリブンマーケティングがどれほどパワフルなツールなのかをご紹介します。
サイト修正のみで粗利1億円増加
1例目はあるECサイト運営企業の例です。目標と結果測定と原因測定は以下。
- 目標:問い合わせ単価を3,000円
- 結果測定:GoogleAnalytics
- 原因測定:ABテストツールとヒートマップツール
ABテストとヒートマップ分析を繰り返しながらサイトの改善を行い続けた結果、
- サイトaで年間粗利7,500万円増加
- サイトbで年間粗利4,000万円増加
合計で1億円の粗利増加を実現しました。
やったことはサイト修正のみです。
単なるサイト修正でなく、データに基づいたサイト修正を行ったことで、大きなパフォーマンスに繋がりました。
ドル箱LPを掘り当て、100万円の広告投資が5,000万円の売上に
2例目はあるBtoB企業の例です。目標と結果測定と原因測定は以下。
- 目標:年間の問い合わせ件数を360件
- 結果測定:GoogleAnalyticsとGoogle広告
- 原因測定:ABテストツールとヒートマップツール
様々な実験を当該企業で行った所、あるLP(ランディングページ)に特定のKW群で集客をすると、100万円広告投資に対して、5,000万円の売上が上がることを発見しました。
発見後はこのBitに積極投資をしており、凄まじい勢いで成長しています。
Bitの最大の利点は、一度発見できると何度でも成果を出してくれる点です。
まとめ
データドリブンマーケティングとは、
- 成長企業の為の経営ツールで、
- データに基づいて行うマーケティングのことを言い、
- 目標、結果測定、原因測定の3種の神器で行います。
- 目的はBitの発見にあり、
- 非常にパワフルな企業成長ツールです。
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