代表吉丸や会社の価値観、ビジネスに関する考え方を文字化

代表である私個人や、会社の価値観、ビジネスやマーケティングに関する考え方を文字化して、発信します。

主な目的は5つあります。

  • 1.会社の文化形成をすること
  • 2.価値基準の合う外注パートナーと働く
  • 3.ビジネスに対する考え方やスタンスが近いお客様を選ぶこと
  • 4.コアな価値観や文化を守れない場合、資本提携や業務提携を行わない
  • 5.自分自身を含め、一緒に働く人のストレスを減らす

1.会社の文化形成をすること

当たり前ではありますが、我がAPOLLO11は、その歴史を通じて文化形成がお世辞にも上手だとは言い難い部分があります。第一に代表者である私自身が”いい意味でも悪い意味でも”素直過ぎるからです。そしてもう一つは売上利益至上主義であった為です。

  • 新しい情報をすぐに試す
  • 売上を上げる為に新しいものを取り入れる

これらは時に効果を発揮しますし評価されることもあります。しかしこうした性質は、一方で一貫した文化形成作りの邪魔をしてきました。その時々でご都合主義的に会社の価値観が変わってしまうのです。

会社の文化形成が上手くできていないと困ってしまうのは

  • 仕事の進め方やルールが決まっていない範囲で、何を選択するかに個人差が大きく出る
  • 仕事に対するスタンスが人によって大きく違う
  • 部下へのマネジメントスタイルが上司によって大きく違う
  • 正解のない問題において、個々人の正義に基づいて議論を進めると、結局保守的な対策にしかならず、衆愚を助長する
  • 採用方法が、能力を重視したものに偏ってしまう
  • 何となくAPOLLO11っぽくない人も採用してしまう

などです。

会社経営においてビジネスモデルが何より大事だと思っています。しかし、この文化形成も同じくらい重要な経営課題だと感じています。

2.価値基準の合う外注パートナーと働く

この文章を書いているのは2020年5月になります。コロナウイルス感染症によって緊急事態宣言が発令され、外出自粛の要請があり、企業においてはテレワークが推進されました。

テレワーク時代の正社員の価値とは何でしょうか?

テレワークを導入するということはマネジメントスタイルは「成果主義」にせざるを得ません。雇う側も雇われる側もこれまでは「時間」を取引してきましたが、これからは「成果」で取引する必要があります。

じゃあ成果さえ出せばいいのかというと、実はそれだけでは済みません。成果と報酬を交換している人がほとんどの企業には他にもいあるからです。それが外注パートナー(フリーランサー)です。

テレワーク時代に正社員は「成果主義」にフィットするということに加えて、外注パートナーとの競争に勝つことが求められます。どうすべきか?大事なのは同じ「価値観」「ビジネスに対する考え方」を持っているからこそできる「阿吽の呼吸」にこそあると考えます。

逆説的になりますが私が自身の価値観や会社のカルチャー、引いてはビジネスやマーケティングに関する考え方を発信したいのは、同じ価値観を持った「阿吽の呼吸」が取れる外注パートナーを探したいと考えているからです。

「時間と「場所」から開放された働き方の中で、「成果」と「阿吽の呼吸」をもたらしてくれるパートナーと働きたいと思っています。

3.ビジネスに対する考え方やスタンスが近いお客様を選ぶこと

人の考え方が10人10色であるように、会社のあり方や考え方は100社100様です。

当然全ての会社と仲良くやっていける会社など存在しないと考えます。そう言うと違和感を感じられることもあるかもしれませんが、男女関係で想像ください。100人の異性と付き合って「全てオールオッケーで何も問題がない」ということはないでしょう。やはり相性というものはあります。

私はキャリアの初期を営業マンとして過ごしました。テレアポや飛び込み営業を行う人でした。瞬時に相手の顔色を伺い、相手に合わせることが仕事でした。つまり100社全てに「私の商品はあなたにピッタリです」と伝え続けたわけです。

この癖は会社経営をする上で足を引っ張る部分があります。事実として100社全てと相性が良いわけがないということを受け入れた上で、「私達はこんなお客様と取引がしたい」「私達にはこんなお客様が相性が良いです」ということを伝えるべきだと考えています。

APOLLO11はその歴史を通じても、売上や利益を確保する為にひぃひぃ言って来たところがあるので、売上の為に相性が悪いお客様とのお付き合いもしてきました。それはお互いにとって気持ちの良いものではなかったのだろうと思います。

会社の価値観はもちろん、ビジネスやマーケティングに関する考え方を発信しその感覚が近い企業と共に成長したいと思っています。

4.コアな価値観や文化を守れない場合、資本提携や業務提携を行わない

個人で言うと結婚などもそうでしょうが、企業において業務提携や資本提携は一種の結婚みたいなものだと思います。

株式会社ですから、当然利潤を追求します。しかしその選択が、大事な価値観や文化を壊してしまうものであれば受け入れてはいけないと考えます。

私はこの点について今まで何度も失敗をしてきました。

反面上手くいっているものもあります。

この差は一体なんだろうと考えてみると、答えは「価値観や考え方の不一致」にあると結論づけました。

提携が始まってから、お互いの価値観をすり合わせていくことも大事だと思います。

しかし、とどのつまりは「最初の最初」です。

売上や利益にだけ目が行ってしまい、守るべき大事なものを見落とすと、関わる人全員の不幸であると考えます。

日々の言動や行動をお互いに見て「この人とだったら、一緒に戦場に行ける」という信頼関係が提携においては重要であろうと考えます。

5.自分自身を含め、一緒に働く人のストレスを減らす

理不尽だと感じるとストレスを感じることがあります。

では、相手が横暴なのかというと(そういうケースもありますが)必ずしもそうではありません。

世の中には、グレーな領域が多く

  • <1>法律を犯した悪・・・これは誰がどう見てもダメなやつで明確なものです。
  • <2>法律上正しいが倫理観において悪・・・これはやっかいで倫理観や価値観は個々人で大きく違う為です。

育ってきた環境が違うわけですから、仕方がないのですが、後者のケースで感じるストレスは結構多いと思っています。<2>がやっかいなのは、どちらが正しいとか間違っているとか言えないことです。相手が悪いわけではなく、ただ自身が不快だと”感じた”という事象です。これは議論しても仕方がないことで、こういうズレによるストレスが少ない人や顧客と働くことが、個人にとっての幸福と全体にとっての幸福を同時に追求できる方法だと考えています。

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