消費者金融に複数申し込みする際の注意点!
消費者金融からお金を借りるとして、1社だけでなく他社からも借りたいと思うことがあるかもしれません。では、複数社に申し込んだとしたら審査に通過できるのでしょうか。また、1社以上からも借りたい場合には手立てがあるのかも、気になるところとなるでしょう。
そこで今回は、消費者金融に複数申し込む際にどういった点に注意をするべきか、解説いたします。
目次
審査に通過できる?複数社に同時申し込みした場合について
まずは、複数社に同時申し込みした場合には審査に通過できるのかについて、迫ってみたいと思います。複数社に申し込んでいても、審査ではOKとなるのでしょうか。
申込件数はバレる!初めての利用なら1件のみが妥当
初めてカードローンを利用するとしたら、もし複数社に申し込んだ場合に審査が厳しくなる恐れがあります。カードローンは、申し込みをしただけでも個人信用情報機関に“申し込みをした”という事実が記録されるのです。
審査の際には、業者側であなたの個人信用情報機関を照会するため、その業者以外にも申し込んでいたことがバレてしまうと、審査がより慎重に行われることがあるでしょう。担当者には、『よほどお金に困っているのだろうか』と思われる可能性があります。
そして、貸し倒れのリスクがあるのではないかと思われてしまいかねません。
もし初めてカードローンを利用するのであれば、なるべく1社に限定するようにしてください。
また、複数社に申し込むとしても2社までに留めておくことが大事です。
保証会社の審査に通過できれば融資は大丈夫!
複数社に同時に申し込んだ場合には、不審に思われてしまい要注意人物として扱われてしまいかねません。カードローンには保証会社の保証が付いていますが、この保証会社の審査に通過できたなら、融資をしてもらうことはできます。
とはいえ、保証会社の審査に通ったから融資がしてもらえるというのも、考え方が安易でしょう。本当に返済ができるのか、返済の計画をしっかりと立てているのかを全体的に判断してから、業者側も融資を行っています。
そのため、同時に他社にも申し込みをしたい場合には、本当に返済ができるのかを見極めてから行うことが大事です。
ここに気を付けて!同日でなければ良いわけではない
短期間に複数社に申し込むと、『申し込みブラック』と判断されてしまう可能性があります。『申し込みブラック』と判断される申し込み件数は4件以上と考えられます。半年以内に複数のカードローンに申し込んだ場合には、過度に申し込みをしているとみなされ審査に落ちてしまうかもしれないのです。
前述の通りにカードローンに申し込んだ事実は、個人信用情報機関に記録されます。
この記録は6カ月間保持されるでしょう。
そのため、『申し込みブラック』となるのを避けるためには6カ月以内に他のカードローンに申し込むのを控えるのが妥当です。そういった点からも、申し込む業者は1社のみに限定することが大事となります。
同日に何社も申し込まなければいいのかと思われる方もいるかもしれません。しかし、翌日にずらして他の業者に申し込むことは避ける点が賢明です。既に説明している通りに、申し込んだだけでも個人信用情報機関に記録されます。
よって次の日にまた申し込んだことを業者に知られてしまうと、心象が良くなくなってしまう可能性もあります。もし他の業者に申し込みたいなら、できるだけ6カ月間が経ってからにするようにしましょう。
一番大事なわけではない!審査で重要視される項目は他にある
審査では複数の情報(申し込み者の年収等)により判断されます。そのため、(既にお金を借りている場合には)借入金の返済状況などに問題がなければ、申し込み状況なども加味して融資の判断が行われるでしょう。
この点は、初めて利用される場合の方は問題ないかもしれません。
複数申し込みをするメリットとデメリットは
ここで、複数社に申し込みをするメリットやデメリットについて見ていきたいと思います。複数申し込みをすると、どういった良い点や難点があるのでしょうか。
1社より高確率!審査に通過できる確率がアップする
複数申し込みをするメリットには、審査に通過できる確率が高くなるという点が挙げられます。もし1社のみに申し込んだとしたら、その業者に断られてしまった場合に再度他の業者を探さなければいけなくなります。
『申し込みブラック』に注意!申込履歴が審査に不利になる可能性あり
何社にも立て続けに申し込みをすることで起こる『申し込みブラック』。『申し込みブラック』になるほどに複数社に申し込みをした場合には、申し込み件数の多さが審査で障壁となり得ます。この点もデメリットでしょう。
審査に通過できなければお金を借りることはできませんので、一気に複数社に申し込むのはNGなのです。絶対に落ちるとは言えませんが、審査の際に不利となる可能性は大いにあります。
それは、前述の通りに収入面などで業者に警戒されてしまうことが考えられるからです。前述のように複数申し込みをすれば、どれか1社に貸してもらえるかもしれないと思うかもしれません。
しかし、他社にも同時に申し込んでいることが壁となることは多いにあり得ます。
個人信用情報機関だけではない!業者ごとにも記録している
申し込んだ件数は個人信用情報機関に記録され、審査の際に他の業者にも照会されます。しかし、申し込み情報が記録されるのは個人信用情報機関だけではありません。
カードローン業者では、自社に申し込んだ事実を独自に記録しています。
個人信用情報機関の場合は記録が残る期間が決まっていますが、カードローン業者の場合は利用や返済の記録を半永久的に残しているケースもあります。以前にあるカードローンを解約していたことがあり、延滞などをして良好な利用状況だったと言えなかったとします。
すると、その業者に再度申し込んだとしても審査に通過できない可能性も出てくるのです。過去の利用状況が残っていて、内容が芳しくなかったという点も落ちる理由となるでしょう。
どうして落ちる?同時申し込みで審査落ちする理由を徹底解説
続いては、カードローンの同時申し込みあるいは複数申し込みをした場合に、どうして審査に落ちてしまうのかについて解説いたします。
ローンに申し込んだ1週間後に他の業者にも申し込んでいた!
短期間に複数社に申し込むのはNGであるとお伝えしてきました。もしある業者のカードローンに申し込み、その1週間ほど後に他の業者にも申し込んでいることが発覚したとします。
そうすると、それを知った業者側は『他の業者からお金が借りられなかったから、さらに他の業者に申し込んだのだ』と判断するでしょう。
もしかしたら業者側は『この人は何かお金を借りられない問題があるのか』と考えてしまいます。
それにより、審査で落とされる可能性が出てきてしまうのです。
融資限度額を高額設定して複数社に申し込んでいた!
融資限度額を高額設定して複数社に申し込んでいた場合にも、審査に通過できない可能性があります。あらゆる業者から高額を借りて、返済ができなければ自己破産をしてしまえば良いと最初から考えていると推測されてしまうからです。
他社への申し込み履歴も業者に把握されますので、良からぬ思惑があったとしたらその点を見抜かれてしまうかもしれません。端から自己破産を目論んでいる人に、業者はお金を貸してなどくれないでしょう。
返済できるの?収入よりも高額の融資を申し込んでいた
収入よりも高額の金額を複数社に申し込んでいた場合も、審査ではNGです。理由は上記と同様であり、沢山お金を借りて自己破産をしようとしているのではないかと疑われてしまうからです。
自身の返済できる範囲を超える額を借りようとしていたなら、怪しまれてしまうでしょう。しかも申し込んだのが複数件だった場合には、余計に疑われてしまう可能性は高まります。
複数申し込みで在籍確認ができなくなる可能性もある!
短期間に何社にも一度に申し込んでいたなら、一定の時期に在籍確認の電話が何件もかかってくることになります。何度も電話がかかってくれば、自分でも煩わしくなってきてしまう可能性があるでしょう。
そうなると、電話を受け取ったとしても煩わしい気持ちが電話でのやり取りに現れてしまうこともあり得ます。また、タイミングが悪く電話に出られないこともあるかもしれません。それでは審査に通過することもできなくなることも考えられるのです。
電話での在籍確認ができなければ、審査を進めることもできなくなります。
複数申し込みをすると、こうした弊害が起こり審査に落ちてしまう可能性があることも覚えておいてください。
複数社に申し込みたい!その場合はどうするのが最適か
複数社に申し込みたいと考えることもあるかもしれません。続いては、そうした場合のポイントについて迫ってみたいと思います。
申し込むカードローンが総量規制の対象かどうかを確認する
ということは、反対に年収の1/3以内の額なら他の業者からお金を借りられる余地があるということです。300万円の年収を得ているなら、100万円までお金を借りることが可能です。
もし初めてお金を借りた時に300万円の年収で50万円を借りているとしたら、さらに50万円を借りられると考えられるでしょう。『総量規制』は貸金業者全てが対象となりますので、複数社から借りた額の総額が該当します。
『総量規制』の借りられる額まで既に借りてしまっている場合は、審査に通過できない可能性があります。もし複数社に申し込みたい場合には、そのカードローンが『総量規制』の対象となるのか確認しておくことも一案です。
審査の前にコレ!『簡易審査』を受けてみるのも1つの手段
短期間に多数のカードローンに申し込むと『申し込みブラック』になってしまうことは既にお伝えしました。この事態を避けるためには、申し込んだ1社の審査に通過することがポイントです。
手当たり次第に何社も申し込むよりは、1つだけ業者の的を絞って申し込み借りられることが、『申し込みブラック』にならない手段となります。それならば、業者のホームページに設置されている『簡易診査』を活用することも手段です。
『簡易審査』は無記名で行いますし、個人信用情報機関に記録は残りません。少しの情報を入力するだけで、お金を借りられるかどうか判断することができます。この審査で“借りられる”と判断されたなら、本格的に業者に申し込むのも一案でしょう。
簡易審査での入力項目は以下が基本となっています。
- 年齢か生年月日
- 独身あるいは既婚か
- 性別
- 他社からの借入件数と合計金額
- 現在の年収および雇用形態
複数借入があるなら!1つにまとまる『おまとめローン』が便利
今後お金を借りていった時に、返済が苦しくなった、複数社に申し込みたいという状況が起こるかもしれません。既にカードローンを利用していても、新たに複数社に申し込む理由として、既に借りているお金の返済に充てたいというケースも出てくる可能性もあるでしょう。
複数のカードローンに申し込み多重債務になってしまい、さらに借金をして返済をするという状況は好ましくありません。できれば避けるべき事態です。いつの間にか複数社からお金を借りていた場合には、『おまとめローン(借り換え)』が便利です。
『おまとめローン』とは複数ある借金を1つにまとめて返済して、『おまとめローン』を利用した1社にのみ返済をしていくというサービスとなります。何社から借りたか分からなくなってしまった方にも便利です。
初めてカードローンを利用される方はまだ使う機会はないかもしれませんが、今後のために覚えておいてください。
借りるならここ!おすすめのカードローンをご紹介
最後に、おすすめのカードローンをご紹介いたします。複数申し込みによる弊害を考え、1社のみに絞るとなると、審査時間が気になるところです。では、スピーディーに借りられるカードローンはどの業者なのでしょうか。
プロミスは最短10秒で振り込んでもらえるケースもある!
プロミスでは、最短30分という審査時間で即日融資を受けることができます。また、24時間、365日最短10秒で振り込みをしてもらえる金融機関もあります。カードレス契約あるいはスマホATMを活用した借入・返済にも対応している点も特徴です。
擁するに、借入をしなければ無利息期間の日数が過ぎていかないのです。他社であれば、契約から借り入れまでの間に30日間が経ってしまうと、サービスは無効となってしまうでしょう。プロミスなら、その心配もありません。
ネットで便利!SMBCモビットには『Web完結』がある
SMBCモビットも、最短30分という短い審査時間で即日融資を可能にできる業者です。また、SMBCモビットには『Web完結』というサービスがあり、Web上で契約までを済ませることができます。
『Web完結』は、在籍確認で職場に電話をかけてほしくないという方にも適しています。原則として在籍確認がないサービスだからです。ただ、プロミスのような無利息期間サービスがない点は覚えておいてください。
顧客数がNo.1!アコムは最短30分で融資が可能
三菱UFJフィナンシャルグループのアコムは、融資残高や顧客数がナンバーワンとなっています。審査がスピーディーであり、最短30分という審査で即日融資をしてもらうことも可能です。
自動契約機を使い申し込みからローン用カードの発行までを迅速に行うことができます。振り込み融資にも長時間対応しているため、即日融資を希望している方にも便利です。また初めての利用であれば、初めて契約をした次の日から30日間無利息期間が利用可能です。
カードローンを複数社申し込む場合は『申し込みブラック』に注意!
カードローンへの申し込みを急いでいる場合などには、何社にも申し込んでおけばどれか1社には審査に通過できるだろうと考える方もいるかもしれません。しかし、申し込まれた業者にしてみると、他社にも複数件申し込んでいることは判明します。
そうなると心象はあまり良くありませんし、『そんなにお金に困っているのだろうか』『お金を貸しても返済できるのだろうか』と不安を抱かせてしまうのです。一度に4社以上に申し込んでいると『申し込みブラック』と判断される可能性もあるため、十分に注意が必要です。