タクシーの運転手さんが仕事を楽しんでいる方法
昨日シュレッダーの下に潜り込んで、作業をしていたら、埃で喉がやられました。
耳鼻いんこう科で喉を洗浄してもらい、タクシーで会社に乗って会社に出社する途中の話。
運転手の出身地に「長崎県五島列島」と書いてあったので、
「僕も五島住んでましたよー!」(0-2歳くらいで記憶はない)
と伝えると「どこー?」とか聞かれたので、
「奈良尾」ですと返す(ここから会話形式でお届け)
運「奈良尾の漁師さんは、でっかい船で漁に出るから、月に一度満月の時しか帰ってこないよ」
吉「何でですか?」
運「ほら、魚って光に集まってくるでしょ?月明かりがあると、分散しちゃって魚群にならないんだよ」
吉「イカ釣り船が光ってるみたいな感じですね」
運「そうそう」
吉「満月の夜に帰ってくるなんて、狼男みたいですね」
運「(狼男のくだりはスルー)私も昔は漁師やってて煮干し漁をやってたんだけど、魚群探知機が出てきてから競争が激化してね〜。あと今の人は煮干しそんな使わないでしょ」
吉「でも五島だと、あごだしが今流行ってますよね?」
運「あごはそんなに取れないんだよ」
吉「なるほど」
タクシーの運転手さんが仕事を楽しんでいる方法
運「今のタクシーの仕事もさ、魚群探知機でお客さん探してるようなもんだよ。『船乗りから車乗りへ』って感じだよ」
吉「『タクシー運転手』より『車乗り』ってカッコいいっすね」
運「そう考えてやると楽しいんだよ。だから例えば、近距離のお客さんはイワシとかアジとかで、長距離のお客さんは『鯛だな』とか思いながらね」
吉「なるほど、僕はなんですか?」
運「にいちゃんは、1000円ちょっとだからサバだな!」
吉「(爆笑)なるほど、もっと頑張ります」
運「たまに変なお客さんとか乗って来て、色々言われたりするけど、漁やってるって風に考えれば楽しめるんだよ」
吉「長距離だけど面倒なのは『腐った鯛』ですね」
運「そうそう、要は自分次第だよ」
吉「いい話ですね。ありがとうございます」
最後に「にいちゃん頑張ってね!」
と元気づけてもらいました。
何だか仕事のエッセンスが詰まっているようで、シェアします。
何でも一生懸命やれば楽しいと思うんですよね。