個性と共通言語と1人当たりの生産性
人それぞれだなと思う
能力は人それぞれだなと思う。この2ヶ月で3名新しいスタッフが入ってもらった。それぞれ同じ内容の研修を受けてもらうが、反応やフィードバックは人それぞれで、少しずつ特徴みたいなものが見えてくる。確かドラッガーだったと思うが、組織は「長所の集合体であるべき」みたいな言葉があった。「強みが生きて弱みが出ない」みたいなことだ。理想だなと思う。
自分が大概ダメだったから(笑)
そういう組織に憧れる。自分の能力をレーダーチャートで表すと絶対に歪な自信がある。得意なことのチャートはよくても、苦手なことは人以下、何ならマイナスなんじゃないかと思うこともある。今は苦手なことはなるだけやらない
- 人に(外注さんに)振る
- 選択しない
など少しずつ対処できるが、会社員の頃は中々そうもいかずに苦労した。会社の中で出世する人にオールラウンダーが多いのも頷ける。
出来ないことは割りきって、強みでパフォーマンスする
と決めた方が自分なんかは、よっぽど生産的だ。一番重要なのは、「自分が出来ない」ことを自覚することで、これが結構難しい。
だから、出来る限り長所だけが生きる組織に出来たらなと思う。
仕事の生産性を高めるのは共通言語。どう作るか
長所が生き合う組織が理想だが、その為にベースとなる共通言語がないとダメだと感じている。得意なことを伸ばすのはもちろんだけど、それだけだとチームは作れない。
共通言語=共通の考え方=考え方のフレームワーク
がいると思う。
きちんとしたコーディングを学ぶことでフレームワークになる
と考えているし、少しずつ手応えもある。htmlはWebデザインの領域と誤解されることもあるが、基本は論理文書なので、学習すると、
- 論理性
- 構成力
がついてきて、
- ビジネス文書の構成
- クリティカルシンキング
- 仮説思考
- 問題を見つける力
- 段取りを組む力
などが、特別教えなくても、コーディングの中で自然に素養ができてくる(というかコーディングや初期プログラミングの過程で必要性が出てくるので、身につかざるを得ない)
コーディングの研修をしっかり実施することで、これらの共通のフレームワークをインストールし、仕事の生産性を上げたいと思っている。
ので、コーディングの研修はしっかりやる
得手不得手はあるが、これだけはちゃんと出来るまで繰り返しやるし、時間も使う。編集者だったら不要かなと思っていたが、今後入社頂く方には、基本的にやってもらおうと思っている。
1人当たりの生産性の話
手前味噌な話ですが、(弊社みたいな糞ベンチャーにも関わらず)採用応募の段階含めても、とても優秀な方々に来て頂いています。
たくさんお給料を取ってもらえる会社にしたいな。と切に思っています。思いがあって起業したわけで、売上が全てではないけれど、売上はとても大事です。大きな仕事がしたければ、資金力は絶対に必要だし、経営の多くの問題点を解決する力が売上にはあります。
一人当たりの生産性(売上)で2,000万円を目標に
これは現在扱っている、SEO事業・メディア事業・Webコンサル関連事業で頑張れば達成出来る数字だと思っています。軽く吹いてますが(滝汗)ここをまずはターゲットにしたいです。
生産性3,000万円を目指すなら、収益構造が変わる必要があるので、今の業態では全く見えませんが、いずれはそう変化させていきたいです。
スタッフにはお金が上手に使える人になって欲しい
その為には、お金を使って、たくさん失敗をする必要があります。僕は経営者になって最も感じていることは、「失敗の件数が桁違いに増えた」です。判断の回数が増えたのでその分失敗の回数も異常に増えます。異常にです。でも僕のようなダメなやつにはそれが最高の薬で(笑)、特にお金に関しては少しずつ使い方が上手くなって来ています。例えば今1億円渡されても恐らく僕は上手く使えません。浪費が起きるか、8000万円くらいが塩漬けになるかです。でも2,000万円以下なら上手く活用出来る自信があります。1年前は300万円だったし、2年前は10万円でした。その頃は、初めて出た余剰資金で、1アポ15,000円の営業代行を月5件お願いしていました。同じ頃に調子に乗って買った業界紙の表4で25万円の広告は見事に滑りました。浪費です。当時は25万円も上手く使うことが出来ませんでした。それでも失敗を繰り返すと少しずつお金の使い方が上手になります。
お金で失敗するには、浪費したり投資したり出来る余剰資金が必要で、かつ「自分のお金」で経験することが重要です。その為にも1人当たりの生産性が高い会社にしようと思う。スタッフの皆様いつもありがとうございます。