問題解決をすることと、問題を先送りにすること。選択出来ずに行動できないことと、ドラクエ。


コンサル業をやっていると、自社にも「問題解決を」と考えるようになる

世の中の経営者は皆そうなのかもしれないが、自分の場合はWebコンサル業をやったからこそ、「問題解決」という意識が高くなった。Webコンサルとは、Webサイトの集客を伸ばす為に問題解決をする人であり、「Webサイトの集客数=アクセス数☓CVR」である以上、アクセス数に関する問題点、CVR(お問い合わせ率・購入率)に関する問題点を解決することに焦点を絞るわけだ。

クライアントのサイトについて集客上の問題点をピックアップするとたくさん出てくる。その中からクリティカルな問題解決をすることで、最短で最もパフォーマンスの高い対策を選択するのだ。

会社を構成する要素は、アクセス数とCVRだけではないが、似たようなことをやる必要がある。

問題を先送りにしたところでロクなことはなく、問題は発生する

普通トラブル(問題)は避けたいものだ。「トラブルが好きだ」という人は、よっぽど変わった人か、特殊な事情がある人(どんな事情かわからないが)くらいだろう。

だがこれが経営者となれば話は別で、問題には好んで顔を突っ込んでいかなくてはならない。報告を受ける立場になってわかった、報告して欲しい内容でも書いたが、問題点こそ早めに教えて欲しいわけで、早めに知っていると打てる手があるからだ。

問題を先送りにしたところでロクなことはない。問題がもしも緊急性を伴わなかった場合、その日はその問題に蓋をして、飲みにでも行って忘れてしまうことが出来るが、数日後には頭痛の種として現れてくる。そしてほとんどの場合、“症状は悪化”している。

 

問題を先送りにしてしまう最大の原因が「選択できない」こと

選択出来ずに行動不能に陥る

この記事を書いている時点で偉そうにのたまっているが、私は常に最善の問題解決が出来ているわけではない。戒めとして書いている部分も多く、私が問題を先送りにしてしまう最大の原因は、この「対処すべき問題を選択できない」にある。

問題は常に複数ある。その中でクリティカルな問題(その問題が解決すると、付随して他の問題も解決するような問題)に絞って対処しようと思うが、それでも複数のクリティカルな問題が浮き彫りになったりする。

5秒で解決するような問題なら、全く困ることはないが、大体が本腰を入れて対応すべきことである。はっきり言えば、こういう時どれから手を付けていいのか、非常に判断に迷う。

悶々と悩んでいるうちに、対処すべき問題が決まらないと、結果全ての問題解決が先送りになってしまう。「どれかに決めて対処すればいい」と笑われそうだが、限られたリソースの中で、この判断をするのはなかなか難しい。また、もし選択を誤った場合の失った時間などのダメージは大きいことがわかっているので、精神的につい楽な方に流れてしまう。

しかし、これではダメなのだ

最近クリアしたドラクエ8との違い

10月にスマホ版のドラクエ8をクリアした。楽しかったです。時は遡り、数年前、尊敬する(そして口の悪い)先輩に経営の何かの話の時、私が例えで「ドラクエ」を使ったら、罵倒されたことがあった。

「自由度は高いといっても、解決すべき問題ははっきりしてる。大体お前らは攻略本とか攻略サイトとかを見てやるだろう。答えをなぞって何が面白いんだ?あんなのは我慢強くない奴らがやるもんだ」

国民的ゲームに何てことを。。と当時は思ったが、その通りだと納得もした。問題を選択出来ないというジレンマはドラクエにはないし、問題が先送りになることもない。

迷いがないので、サクサク、スピード感を持ってクリア出来るのだ。

結局スピードが大事になってくる

で結局、問題を先送りにしない為の最大の方法は、この「スピードを上げる」ことに他ならないという結論に至った。選択は間違うこともあるし、これはどうしようもない。けれど、問題解決の為に行う行動や対処の時間が短ければ、選択ミスをした時もダメージが少ないわけだ。

今この辺のことに必死で、

  • Webデザインのスピード
  • サイトコーディングのスピード
  • 記事、コンテンツ制作のスピード

を社内外協力しながら作っていこうと思っている。

人手がいるし、先行投資になるから、バランスを見ながらやらければいけないが、問題を先送りにするベンチャー企業に未来はない。ふんどし締めて頑張ろう。