2016年08月13日
プロセスと結果はどちらが重要なのか
学生時代、自分は文系であったが数学を得意としていた。先生からよく注意をされていたのは式が雑だということである。答えさえ合っていればいいだろうと改善をすることなかった。
式がなぜ重要なのか、当時はまったく分からなかったが今はわかる。
例えばプログラムを書く時に、まず日本語や英語で要件を定義していく。最終的には希望とする結果が返ってきてほしいのだが、それに至るためのプロセスづくりが最も重要であり、この仕様設計部分がプログラムにおいてはとても大事なわけである。
この要件の定義が明確であると、うまくいかない時に、非常に容易に修正ができる。他人の書いたもので最も難解なのは、こうした仕様が書いていない様な、所謂スパゲッティコードという、その書いた本人しかわからないようなコードだ。
つまり修正するスピードが上がるわけである。
ではプロセスと結果どちらが大事かという話に戻るが、これは明らかに結果である。
プロセスを評価してくれという話を、特にサラリーマン時代などよく聞いた。気持ちはすごく分かる。しかし、プロセスで満足していてはだめなのだ。プロセスをきちんと明確にとることがなぜ素晴らしいかというと、そうすることで次から
- プロセスを修正してより良い方法で臨める
- 同じ過ちを繰り返さない
- 仕事のスピード・生産性を高める
ことができるようになるからだ。つまり次から生産性高く結果を出すために、プロセスは重要で、その点が評価されているのだ。つまり最終的には結果に帰結しなければならない。
再度結論を申し上げると、プロセスと結果はどちらも大事である。ただしプロセスは結果のために大事なのだ。