2025年01月06日
リーダーシップの歴史
2025年私の定義
リーダーシップとは、”わたしをわたしたち“に変える行動やコミュニケーションである。
1940年代:リーダーの個性の研究が行われた
その結果「成果を出すリーダーに共通の個性は存在しない」ことが立証された。
意外な結果であるが、後半に登場する、ShareLeadershipや「わたしをわたしたちに」というコンセプトを考えると、リーダーシップとは、本来一人で取るものではないのかもしれない。何かのきっかけになる1人目はいるとして、リーダーシップはそもそも太古の昔から、複数人で補完し合いながら取るものだったのかもしれない。
1960年代:リーダーの行動スタイルの研究
大まかなスタイルの差があった。
設計を重視するスタイル
- 部下へのルール作り・役割分担
- リーダーのパフィーマンスが最大化
- 自分のスタイルでやる為、リーダーの個人技が全開
人間関係を重視するスタイル
- 部下との友好的な人間関係
- 部下の満足度・モチベーション向上
- 部下に合わせる為、部下のパフォーマンス向上
リーダーは悩みながら、2つのスタイルを行き来。->正解はない。
1970年代:交換の理論(関係性に着目)
In-Group
- 上司は期待して仕事を与える
- 部下は期待に応えて結果を出す
- 上司は高い評価・報酬を与える
- 部下は信頼・忠誠心が持つ。さらに頑張るようになる
Out-Group
- 上司は期待して仕事を与える
- 部下は期待された結果を出せない
- 上司は低い評価・報酬を与える
- 部下は信頼・忠誠心が減り、頑張らなくなる
えこひいきの理論、In-GroupはOut-Groupから見るとえこひいきに見える。
全員えこひいきが最強では?
検証結果、可能であることがわかった!
全員えこひいき方
- 部下の悩みや課題を聞き出す
- しかし自分の考えを押し付けない
- 部下への期待事項を伝える
方法1:簡単なアンケートで状態を確認
- 本日の体調はいかがですか?
- この部署は今月の目標を達成できそうですか?
- コミュニケーション量を表にしてチェック
方法2:コミュニケーション量を表にしてチェック
- 会話した数や褒めた数をチェックして集計(公平に)
方法3:One on One Meeting
ワンオンワンで、面談を行う。
- 悩み課題を聞き出し
- 自分の考えを押し付けずに、経験をシェアする
- 期待事項を伝える
20xx年代:昨今
TFL(トランスフォーメーショナル・リーダーシップ)
ビジョンと啓蒙のリーダーシップ。
- カリスマ:ビジョンを明確に掲げる
- 知的刺激:常に問を与える
- 個人重視:部下に教育・コーチングを行う
組織のビジョンと個人のビジョンを一致させる
物質的豊かさから精神的豊かさへと時代が変わり重要な要素になった。
えこひいきのマネジメントとTFLは両立する。
SharedLeadership
- 特定の一人がリーダーシップを発揮しない
- 複数人がリーダーシップを発揮
重要なのは心理的安全性を与え、訓練すること。
- 社内イベントなどで訓練する
- リーダー教育の機会を全員に与える