サウナで気づいた算数と数学の違い


サウナ室に7分間立てこもり、いよいよしんどくなってきた。目標は10分だ。

「あと3分くらい楽勝だろう」と思ったと同時にあることに思い至った。

サウナに3分間いることが楽勝である

という前提が正しい場合、サウナに6分いること=楽勝となる。

であれば、サウナに30分いること=楽勝のはずである。

現実はそうではない。

サウナに3分いることと、30分いることには雲泥の差がある。

ふと、私の謎の思考フィルターが発動し、算数と数学の違いという概念に思い至った。

太郎君はサウナ3分を3セットやりました。合計何分サウナに入っていたでしょう?

正解は9分であり、これが算数=計算だ。

では数学とは何か?これは公式を作る学問だと思った。

サウナに3分間いることが楽勝である

という公式を作ってみたが、実際に6分や30分で実験するとそうではなかったという答えが得られる。

このことで公式に変数を足したり、定数に変更を加たり、計算方式を帰ることで正しい公式を割り出していくのである。

実際にサウナ楽勝に関する公式なんて不要ではあるが、数学とは公式を作る学問ではなかろうか?とふと思った。

つまり、公式というフィルターを通すと、いつも一定の答えが得られるというわけだ。

経営的に考えると”再現性”を作る為の学問が数学であるとも言える。

そうであるならば、新しい仕組みを作る人には数学という学問はつくづく大事だと思った。

学生時分、公式を使って計算ばかりしていた気がするが、アプローチとしては本当は逆なんじゃないかとサウナで思ったという話。