レバレッジとは何か?


レバレッジを車で例える話を聞いてなるほどと思ったので、振り返り。レバレッジは昨今よく聞くキーワードだが、概念として掴みづらいと思っていた。以下の例えは自分にとってわかりやすかったものである。

市場規模をその車の最高速度だと考えた場合、いかに早く最高速度に到達できるかどうかは加速力による。この加速力こそがレバレッジであり、最高速度に至るまでに3年で充分なのか、10年かかるのか100年かかるのかを考えてみる必要がある。

リソース(ヒト・モノ・カネ)を投下して、加速度を上げられる事業もあれば、人の育成に10数年の時間がかかり、レバレッジがかけづらい事業もある。どちらが正しいということはないが、到達したい市場規模(このケースだと最高速度)を定義した瞬間に選択する事業も変わる。

事業が安定的に伸びているとしても、加速度を上げられる方法論を持っているかどうかが「事業をレバレッジさせられるかどうか」を判定する基準となる。新規事業だと、立上げ期間(安定的な成長まで持っていく)と、レバレッジ期間(ゴールに向けて加速させる期間)に分けて考えてみることが重要であろう。

特に我々の様なSaaS業態では、バリューチェーンマネジメントをコントロールする為に、リード量をマーケティング活動によって自在にコントロールさせる方法論が重要となる。