私はAPOLLO11には、2022年に中途入社しました。前職では新卒からずっとCTOのEwdiの下でフルスタックエンジニア(システム開発に携わるエンジニア)として働いていましたが、会社が合併する形でEwdiと一緒に入社したのが経緯です。
前職時代から代表の吉丸さんとは付き合いがありました。会社のトップがどんな人柄かを知っていたこと、業務内容も前職から変化がなく上司も引き続きEwdiのままということもあり、他社へ行く選択肢はまったくありませんでした。実際にAPOLLO11には自然にジョインできました。
主にフルスタックエンジニアとして自社プロダクトや委託のシステム開発に携わっています。後は開発チームマネージャーとして担当するプロジェクトのメンバーのコードをチェックしたり、実装内容を指示したりする業務も守備範囲になります。ただし、仕事内容はフルスタックエンジニアとしての役割のものが大半です。ほとんどの時間を開発作業に費やしています。
担当しているプロジェクトは1人で要件定義から実装、デプロイ(完成したプログラムを動かせる状態にすること)まで行うケースが多いので、どれも印象に残ってます。特に印象的だったプロジェクトを挙げるとしたら、自社プロダクトのSEOツール「ikuseo」と、とあるシステムの委託開発です。
「ikuseo」のプロジェクトは私が初めて要件定義からリリースまでを行ったので、今思い返せば要件定義などで甘い部分も多かったなと思います。ただ、ほぼ1人で開発を行ってきたプロダクトが無事リリースされ、プレスリリースが出された時はとても嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。
システムの委託開発のプロジェクトでは、こちらもほぼ1人で要件定義から開発までを行いました。もちろんプレッシャーも大きかったのですが、システム開発を行う経緯や目的のヒアリングからクライアントと共にシステムを作り上げていく達成感がありました。顧客から名指しでプロジェクトの開発者として指名された時や納品後に多大なる感謝の言葉をいただいた時は、この仕事をやっていて良かったなと心から感じたほどです。
想像力が豊かな人、挑戦することが好きな人、英語に苦手意識を持っていない人が向いていると思います。
エンジニア視点の話をするとしたら、要件通りのシステムを作ることも大事ですが、要件通りに作れば良いという認識で作られたシステムは本当に望まれているシステムではないことが大半です。プログラマーの視点でしか気づけない「この機能があれば使いやすいのでは?」「システムの目的を考えると、本当はこうしたいのでは?」という観点で考えて、実装したり、チームに共有できたりする人が向いていると思います。
また、プロジェクトによっては知らない言語、知らない業種のシステムやプロダクト開発を行うことも珍しくありません。そんな時に「ただ無理だ」と言うのではなく、とりあえず試してみたり、自身の知識でカバーできる部分がないかを試行錯誤したりする人が望まれます。
そして、プログラマーはどこまで行っても英語と深く関わりがある職種です。AI翻訳や開発環境の日本語化などで英語が堪能でなくても何とかなるようにはなってきていますが、それと理解しようとしないのは別問題だと思います。英語が分からないからとエラー文やドキュメントを読まないのではなく、分からない部分は翻訳したうえで前後の文や単語から推測できる人がプログラマーとしてより活躍できるはずです。